ゲームエンジン Unity の会社がついにIPO(新規上場)です。
今まで、どれくらい儲かっているかということは明らかになっていなかったんですが、
上場にあたり投資家に公開する目論見書を見ているといろいろなことが明らかになりました。
Unityの目論見書はこちら
会社は儲かってるの?
Unity Software Inc.は赤字です。
創業以来赤字で、再投資に回しているのがその理由です。
アメリカのスタートアップにはよくあるやつですね。
具体的に、2019年の業績は、
売上5億4180万ドル(+42.3%)
最終損失 -1億6300万ドルでした。
また、2020年中間期は、
売上3億5100万ドル(前年同期比+39.0%)
最終損失 -5400万ドルでした。
売上はどんどん伸びています。
UnityAds というゲーム内広告などを扱う部門が売上の半分以上を占めているようです。
この辺は色んなサイトで解説されているので、社長の役員報酬も調べてみました。
気になりませんか?
CEOの給料は?
さて、社長の給料が気になったので調べてみました。
役員報酬(EXECUTIVE COMPENSATION)のページ164を見ると・・・
以下のような表がありました。
一番上の赤に塗ったところがCEOの報酬です。
まず、サラリーが $360,000とあり、3,780万円くらいです。
さらにストックオプション、非株式インセンティブプランという項目を合わせると
合計が、$8,450,005
日本円に直すとなんと年収は 8億8728万円ですね。
ちなみに、任天堂の古川社長が2.1億円くらいです。
ゲームを作る会社の社長より、
ゲームを作るツールを作る会社の社長のほうが貰っているというのは、
なんとも考えさせられる話です。
ゴールドラッシュで金を掘る炭鉱夫に、ツルハシを売る話や
ジーンズを売るリーバイスの話を連想させられますね。
(2024/11/02 03:53:25時点 Amazon調べ-詳細)
私はプログラマーとしては結構ショックでしたよ。
まぁUnityもプログラムの会社でもあるのですが、色々考えちゃいます。
ちなみに Unity Software Inc. は NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場。
ティッカーシンボルは「U」の一文字。
や SBI証券 で売買できます。
また、テクノロジーとマネーを絡めた話ができたらと思います。
ではでは〜