2018年春、まだ仮想通貨界隈のバブルの余韻が残っていたころ、イーサリアム界隈にはブロックチェーンゲームが雨の後のタケノコのように登場しました。
今でも現役なイーサエモンをはじめ、最古のブロックチェーンゲームであるクリプトキティーズや、消えてしまったイーサクラフトなど、様々なゲームが隆盛していました。
そんな中、日本ではブロックチェーンゲーム「ビットペット」が大流行しました。
ビットペットの歴史
イーサリアムをはじめ、仮想通貨市場は金融庁の締め付けもはじまったばかりで、まだまだイケイケの状態でした。
そんな状態でしたので、イーサリアムのGAS代と呼ばれるトランザクション費用がゲームの1アクションをやるたびに負担になっていた時代でした。
ガス代が高いときは1アクションに数百円とかかかってとても遊べない状態です。
また、金融庁の動きがゲームをリリースするにあたり、免許がいるかどうかが不明瞭な時期(現在もですが)でした。
それで、日本のメーカーとしてはゲームが作れず、日本人好みのキャラクターのゲームは空白地帯がある状態でした。
そんな中、独自のブロックチェーンを使ってガス代いらず、キャラクターデザインは日本人好みなビットペットが登場し大ヒットしました。
アップデートされたコンテンツが一瞬で消費されるくらい大ヒットなゲームでした。
ペットの可愛さや、レアパーツを持つペットが高値で売れるという欲望、ブロックチェーンゲームという新しい物好きに支持されたゲームでした。
急に発信が減るビットペットの2018年
ビットペットにもロードマップがあり、売買機能、交配、ガチャに加え、
最初の大型アップデートではレースゲームが実装されました。
その後は「大乱闘」というゲームがリリース予定でしたが、なかなか実装されず、いつの間にかその話はうやむやになってビットペットも廃れていく日々でした。
そして数か月・・・
年末に開発者が現れる
年の瀬は12月29日、こういうツイートが流れました。
①ビットペットを作ったBITMATRIXの김호진です。ツイッターでご意見をいただき、これまであった内容とご了承の程お願い致します。
ビットペットは3つの会社が共同開発しました。それで、主体に会社がなく、ゲームを公開した後にも開発社の公開が出来ませんでした。
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
第一のツイートでは開発者が謎であった理由が明かされました。
そして、開発に携わった3社の現在の状況について語りが続きます。
②現在、ビットペット 開発に参加した3社で1社はマーケティングを担当しましたが初期に離脱し、もう一つの会社は開発を担当しましたが開発陣の構成がゲーム開発者ではなく取引所を作りたいと離脱しました。(実際ビットペットが日本では人気ありましたが売上的には会社運営が難しい実績です。)
— HoJin Kim (@bitstartup) 2018年12月29日
③三番目の会社はビットペットのグラフィックを担当しましたが、現在廃業続きが進行中です。こんな状況でブロックチェーンゲームの将来性を信じてプロデュースを担当した私が資産を取り受けて外部から投資を頂き、開発者を求人しまして BITMATRIX(韓国、開発)、 VX NETWORK(マルタ、サービス)、
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
開発にかかわった3社とも、現在は離脱状態ということでしょうか、
ただ幸運にもビットペットの資産については移管が進んだようで再開発されるとことです。
④BITBPO(フィリピン、運営)を設立しました。その他に多様なゲームを契約し共同開発、ICO 進行および自社ブロックチェーンVX NETWORKを開発しました。
ブロックチェーンゲームはノードが全て無くなるまで長くサービスされるべきです。— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
⑤しかし、トランザクションが無くてサービスが中止されたブロックチェーンゲームも多いです。だから、 ビットペットも協力社の離脱という難しい時期を越えてプラットフォームへ進化し、サービス中止が無い安定的な環境を作っています。
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
日本へ向けてのメッセージもあります。
⑥日本ユーザーの皆様がビットペットに不満が多いことをよく知っております。恥ずかしいですが、自分の口で言った日程すら守ることが出来ませんでした。
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
⑦現在はビットペット開発を続ける開発者を一部求人しましたし、ビットペットのデザイン原作者とも契約を行い遅くなりましたが2019年にはアップデート及び安定化に頑張りたいです。
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
質問も受け付けてくださるそうです。
⑧これからのビットペット開発方向に関しては私に直接聞いてください。丁寧に答えます。
ありがとうございます。
— HoJin Kim (@bitstartup) December 29, 2018
果たして2019年ビットペットは復活できるのでしょうか??
えなこいんはブロックチェーンゲームを応援しています。ではでは~