えなこいんです。
以前翻訳しましたが、分散型RPGイーサクラフトの最新情報の中で、乱数生成器を開発しているという話がありました。
今日は乱数の話をします。
乱数はゲームにとっての命です。
乱数生成とはコンピュータがサイコロを振ってものごとを決めることをいいます。
ガチャで出るアイテムだけではなく、
ダンジョンの敵の数や種類、
落ちているアイテムなど全ては乱数生成によって決められます。
もし、乱数生成をユーザーが操れるなら、
ガチャを引くたびにレアなアイテムを得られ、ダンジョンに入ると弱いモンスターがおらず、レアアイテムばかり落ちているということが実現できてしまいます。
なので、乱数生成はフェアであるべきなのです。
しかし、ブロックチェーンは、中央集権型ではなく、分散型のシステムです、
フェアな中央サーバーが乱数生成してくれるわけではありません。
下手な実装だと、ある程度、ユーザーのタイミングで乱数が制御できてしまいます。
イーサクラフト開発者はそこをうまくやろうとしているみたいです。
Qiita(キータ)というエンジニア向け質問サイトにこんな投稿がありました
↓
完全にrandomな数字を生み出すための smart contract RANDAO
この投稿を要約すると、乱数を生成する時は、乱数生成屋さんに生成してもらおうというもので、面白い提案です。デメリットとしては往復のガス代と、乱数生成屋さんの報酬がかかってしまう点ですね。
BitPet の場合
他のゲームではどうしてるでしょうか?例えば Bitpet だと、一度イーサリアムの通貨ETH(イーサ)を入金すると、1対1のレートで、ビットペット内の通貨 POP になります。
こうすることで、ガチャやペットの合成など乱数が関わるところでも、サーバー側の乱数生成器を使えます。また、いちいちアクション毎にガス代がかかったりしません。デメリットとしては、フェアかどうかがユーザーにはわからないという点です。
ちょっと話を出しましたが、BitPet なかなか盛り上がっています。ちまちまと利益を出している人もいる模様。
おすすめです。もうすぐレース機能も実装されます。
↓
【BitPetを始める】えなこいんも日本語コミュニティでわいわいやっています。
リンク:イーサクラフトのはじめ方